現代の新たな男女関係「パパ活」を題材に、
社会派ドラマの名匠・野島伸司が描くスキャンダラスなラブストーリー。
25歳の年齢差を超えた禁断の恋の行方は?

たった一人のパパとして、航は杏里のことを自分の仕事部屋に住まわせる。2人は公園で航お手製のサンドイッチを仲良く食べたりして、本物の親子のような時間を過ごす。杏里の誕生日プレゼントを買いにジュエリーショップに出向いた2人は、そこで、年配の男と買い物に来ていた美月と出会う。美月が航に挨拶をすると、航は逃げるように店を出て行ってしまった。そんな航を見て、杏里は航の付いている嘘に気づく。
航の部屋に一人で泊まり、久しぶりに安眠することができた杏里。翌朝、大学の講義に出ると新しい先生として航が現れる。先生だという事を知った杏里は、パパ活が学校にバレたら…と焦る。しかし航から、たまたまホテルのロビーに居合わせ、自暴自棄の杏里を放っておけず部屋を貸したと聞き、荷物をとったら出て行くと約束する。そんな航は、親友の芳樹からただならぬ忠告を受ける。
母親に新たな恋人ができ、家を追い出された杏里は、ネットカフェで寝泊まりしながら大学に通っている。家を借りるお金もなく途方にくれていると、体の関係なしのデートだけで金銭援助をしてもらえる男女交際「パパ活」を紹介される。最初は消極的な態度を示す杏里だが、背に腹はかえられず「パパ活」を始める。ある日、待ち合わせのホテルのロビーで待っているとそこに現れたのは、どこか寂しげな雰囲気を持つ航だった…。